映画&舞台挨拶「おと・な・り」

109シネマズ川崎へ。舞台挨拶登壇者は岡田准一でした。V6のコンサートや番組収録以外の場で彼を見たのはお初です。相変わらずカッコいいね。
岡田が「次はどんな役柄がみたいですか?」と客席へ問えば「ピアニスト!」と客から即答あり。「ピアニストですか・・・苦悩するとか・・ああ、、今のタイミングでは、盲目のピアニストとか話題にありますよね」というようなやりとりがあったりして全体的にほんわかムード。「恋愛ものはやらないので次は4年後です」という岡田に場内は微妙な反応。「え?恋愛モノみたいですか?」と問う岡田は場内を見回してました。場内半分くらいの拍手だったので、ファンとしては微妙なのかな?私は当然大賛成!だって、この映画みたらアリだなって思えたので。映画はかなり好きなタイプの作品でした。壁越しに鼻歌を歌う岡田とそれにあわせて一緒に歌う麻生久美子。このシーンはすっごく素敵なシーン。麻生久美子を少し離れた距離で隠し撮りのように撮影してしまう岡田、それに気がつく彼女。このあたりはドキドキしながらみてしまいました。また、いろんな場面で張られている伏線がどんどん回収される爽快感もあって、小気味よさも併せ持ってました。全体的に静かで淡々と話はすすんでいって、観終わった時には幸せな感覚に包まれました。いいなぁ、こういうの。もっと観たいですよ。岡田だけでなく麻生久美子もイイ。さて、麻生久美子への、目をそらせないばかりかシャッターをきりたくほどの感情を体現する岡田にクラクラしました。何かの記事で読んだ「好きすぎて、辛くなる」という岡田を思い出しました。あのシーンではその片鱗を観た気がしたので。米米クラブに「コレクション」という曲があります。要は好きな女を自分だけの世界に閉じ込めてしまうという倒錯した愛情が描かれてたわけですが、、、、そんな世界を岡田でみてみたい。原作アリなら「痴人の愛」あたりを岡田で観たいなぁと思いました。田舎女を悪女に育て、終いには振り回されるようになる哀れな男をね。そして、盲目の役は岡田の目の演技が封印されてしまうのが残念なのでパスです。