夏目友人帳

「五日印」。夏目をレイコと勘違いし、呼び出されて大喜びしているヒノエがとても幸せそうでほほえましかったです。でも、その後、レイコがとうの昔に他界したことを知り「そうか・・・なんと短い。だから好かんのだヒトは」と泣きだすヒノエは切なかったな。仕方ないといったふうで夏目に協力しているんだけど、その夏目からお礼を言われてうっかり嬉しかったらしく「なぜだ、レイコに似ているのになんで男なんだー!」と絶叫するヒノエがあまりにも可笑しい。それと本当にレイコが好きだったんだとわかるセリフでした。妖の呪いで妖力が安定せず、にゃんこ先生が小さくなったり大きくなったりしてたのは可笑しすぎでした。ちゃんと井上和彦さんが声を変えてあてているのよね。さすがです!まっくろい”メリーさん”から逃げ回る夏目と、それを助ける重度のレイコ好きで男嫌いのヒノエ。そして今回の罠を仕掛けた張本人のミスズ。どちらの妖も最後は夏目を認めていたあたりに、この物語の面白さがあるのかなって思いました。そして、この作品は毎回印象的な言葉があるんですが、今回はヒノエの言葉に多かったですね。「そうか・・・なんと短い。だから好かんのだヒトは」だけでなく「自分を大切に出来ないやつは大嫌いだよ」「人間に嫌気がさしたらいつでも私のところへおいで」あたりかな。