マインドコントロール

ホームオブハート問題は、X JAPANのTOSHI自身が被害者であり広告塔になり加害者でもあるという存在に注目していました。検索で辿りついた某弁護士のサイトで時々、事の推移をみていました。TOSHIは、やっと目が覚めた、というより、もうどうにもならなくなった、という状況なんでしょうね。そして、その現実を受け入れるにも相当の苦痛が伴うそうです。今まで属したところを出て自分はやっていけるのだろうか、なんてことも考えてしまうそうですよ。ってか、抜け出さない方がヤバイって!っていうのは周囲はわかっていても本人にはわからない。不思議でしょ?これがマインドコントロール。ああ、恐ろしや。TOSHIは、たぶん、ずっと早い段階で気がついていたんだと思います。でも、なかなかそれを認められ無かったのかなって思いました。一度自分のお金や時間などを費やしてしまうと「ここまでやってきたのだから」となかなか引き下がれないもの。払った代償が大きければ大きいほど、そうなるそうです。今は、そこを乗り越えてやっと冷静になれてきた、というあたりなのかもしれません。自己啓発やカルト宗教は、このマインドコントロールのテクニックを巧みに使って人の心に入り込んでくるんだそうです。ああ、コワイコワイ。人生を良くしようと思っての行動が、人生を狂わされてしまう結果になってしまうんですからね。
宗教もね、、、私はいつも思うのですが、お金を払って願うだけで不安や苦痛から解放されるなんてありえないでしょう?どんだけ怠け者なんだよ!と。願うなとは言いません。願ってもいいんですよ、ただ、それが全てになってしまうのはどうなんだろうということなんです。死を受け入れるまでの心の動きの中にも、敵の侵入してくる隙間はあります。奇跡を願ってしまう心理を突いてくる。何に縋ってもいいけど、全財産を投じるほどに縋るのはどうなんでしょうねぇ・・・。
『マインドコントロールの恐怖』というタイトルの本を読み直したくなりました。自分は絶対に騙されない!って思っている人ほど読んでおきたい本です。そこに載っているカルトの使うテクニックはある意味、男女関係で気に入った相手をおとす為にも使えると思います。これって悪用になるのかなぁ。。。気になる方は『マインドコントロールの恐怖』を読まれると良いかと。社会心理学のテクニックも参考になりますので『影響力の武器』という本もおすすめです。この2冊はかなり読まれてる本ですよ。