お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

勝間和代氏の著書です。お金についての知識がないのに投資を行うことは、投資とは言わずギャンブルだよねぇ・・・。確かにね、金融リテラシーなんて皆無だから、投資＝運次第ってイメージが強いものなぁ。外科手術の技術を得るのに数年もの時間をかけて学ぶことを例えに、投資も時間をかけて学ぶ必要があることを説いていました。株を買うにも個人投資家と機関投資家の有利・不利の違いについてわかりやすく説明がありましたし、知識に差が出てしまう個人投資家はどうするべきかなども書いてあり、初心者への導入書としては適しているように思いました。また、証券会社が勧める金融商品が個人に対して有効であるとは限らないということ。確かにね。証券会社としては儲けの大きい商品を売りたいわけで、それを優先して個人投資家へ売り込みをかけるでしょうし。いくら株や債権があてにならないと言えども、今の時代、何もしないこともリスクですからねぇ。