純情ロマンチカ2#5「嘘から出た実」

美咲くんの「うさぎさんは俺のだ」発言が聞けた回でございました。うきゃー、と能天気に喜びたいところなんですが、それどころではない展開なのです。・・・というのも、ここらあたりからうさぎさんがグルグルし始めちゃうんですよねー。今までの美咲に対する強引さが姿を消してしまうので、見てるこちらも不安になるわけですよ。俺様な人が見せる弱気な態度ってのはキュンキュンしちゃうわけなんですが、単純にそれを喜ぶというよりは、切ない感じが強くてね。原作読んでても苦しみが伝わってきてただけに、アニメになるともっともっとリアルに伝わりますねぇ。。。うさぎさんが切ない・・・。重ねて、角先輩の言葉でますますうさぎさんは不安定になってしまうし。角先輩にくちびるを奪われそうになっても何も出来ないうさぎさんの心ココにあらずな虚ろな表情がその極致でした。記憶違いでなければ、確か原作ではその後帰宅してから美咲を酷く求めてシてしまっていたはず・・・なんだけどアニメは深く描かれてなかったね。そのせいか、アニメの方が切なかったな・・・。美咲兄を親友としての関係を壊すことなく思い続けていたうさぎさんの愛し方を考えたら、今の美咲との関係はそれはもう十分過ぎるほど幸せなことでさ、同時にそれを失うことをそれはそれは恐れてしまうはずなんだよねぇ。だからこそ、うさぎさんが美咲へ執着するのもしっくりくるわけでね。まぁ、美咲もうさぎさんが求めるような愛情表現が出来るほど大人でもないですからね。んで、もしもの話、美咲が別れたいって言っても今のうさぎさんは美咲の意思を無視し拘束してでも手放さないだろうけど、うさぎさんが別れたいって言ったら、美咲は受け入れちゃうような気がするんだもん。だからって美咲が薄情だっていうことじゃなくて、相手の意思を最大限尊重するっていう意味です。だから、美咲にも愛情は十分あるんです。でも、自分の主張は押さえ込んでしまうんですよ。うさぎさんは美咲のその押さえ込んでしまう部分を自分には曝け出して欲しいのにね。ってことで、受けがグルグルするよりも攻めがグルグルする方が実は二人の仲について危機であること、っていうことをここで感じたわけですよ。