つみきのいえ

アカデミー賞作品。12分程度の映像でした。老人の視点で人生を振り返る、、いや、老人になり今までの自分の人生をありのまま受け入れることを表している映像でした。これは短いながらも心に訴えるものがあります。65歳になったときに今までの自分の人生をありのまま受け入れることが出来るだろうか?考えさせられます。若い時ほど未来は無限のように思ってしまいますが、歳を重ねるごとに過去となるそれは地層のように重なり積みあがり、後から作り変えることは出来ないものとなっています。後になって後悔するようなすごし方をしてはいけないんだなぁって単純に思ってしまう。人生を味わう。この映像の主人公であるおじいさんは家族を持ち子供をつくり・・・という常にそばには誰かがいたのですが最期はひとり。ひとりでも今までの沢山の思い出が積みあがっていて、それを抱きながら日々を静かに過ごしている。楽しいことだけでなく苦しみも味わう。人生を味わう。優しいお話でした。